ビジネスを進めている上で、日々さまざまな情報に触れて、考えたりアイデアを出したり戦略を練ったりということをやっていると思いますが、時々思考の断捨離をして、頭をクリアにすることは効率的な思考のフローに非常に役立ちます。

思考の断捨離メソッド『ブレンダンプ』で客観的に自分の脳を見て思考力を高めていきましょう。

ブレインダンプとは

ブレイン = brain (訳)
ダンプ = dump (訳)投げ捨てる、放り出す

ブレンダンプ(brain dump)とは、脳の中身を『吐き出す』行為のこと。
つまり、あなたの思考を紙に書き出すことをいいます。

ブレインダンプ

 

脳内にあるものを書き出すことによって、次のようなメリットがあります。

  • 『思考』を可視化する→自分の思考を客観視することができる
  • 脳内の断捨離→頭の中をクリアにする
  • 情報の整理

 

■□ 『ブレインダンプ』と『モーニングページ』の違い

ちなみに、頭の中に浮かんだことを吐き出すメソッドに、『モーニングページ』というやり方もあります。

REF:思考のデトックス『モーニングページ』の効果とやり方

ブレインダンプとモーニングページはやっていることは非常に似ているのですが、目的や用途によって私は次のように使い分けています。

 
やり方
効果
モーニングページ目覚めた時にその時頭に浮かんだ内容を
3ページにわたりなんの脈略もなくひたすら文章にする
・モチベーションアップ
・集中力アップ
・創造力の回復
・自分を高める
・メンタルの整備
ブレインダンプテーマを決めてそれに関して
頭に浮かんだことを短時間で一気に吐き出す
・テーマに関する情報整理
・アイデア創出
・全体像把握

ブレインダンプのやり方

■□準備するもの

  • 用紙 →A4以上の大きさ。できれば罫線が入っていない真っ白の紙が良い
  • ペン →書きやすいもの
  • ストップウォッチ

 

■■やり方

  1. テーマ決める
  2. タイマーをセットする(5〜10分ぐらいの短い時間がベター)
  3. テーマについてひたすら頭の中に浮かんできたことを次々と書く
  4. 時間内は手をとめない、よそ見しない、考えない
  5. 頭の中がスッカスカの空っぽになるまでやる

 

■■ポイント

必ず『手書き』で行ってください。
手を動かすことは脳の働きと直結するのでタイピングよりも手書きの方が効果的です。

基本的にはリスト形式で書き出すことが多いですが、特に箇条書きでないといけないという決まりもありません。
文章になってなくて単語のみ羅列したり、図形や絵が頭に浮かんできたのであればそれを書いてもOKです。

とにかく頭が『もうこれ以上書くことがない!』とギブアップするまで量をとにかく出していきます。

出しきった後は、ものすごく頭が疲れた感覚とスッキリした感覚が両方あると思います。
運動をした後の爽快感に似ていますねw

あと、必ず時間制限を設けてください。
これは短い時間でかつ時間制限があるというのがポイントです。

なぜなら、時間に余裕があると脳がギリギリになるまでサボろうとするからです。
脳にとってはけっこうキツイ作業なので、シビアな環境に追い込んだ良い働きをしてくれます。

ブレインダンプの効果

インプットしやすくなる

ブレインダンプをすると、新しいインプットが非常にスムーズになります。
当然ですが、今頭にある思考のゴチャゴチャを全て吐き出すわけですから、次の新しい情報に対する吸収度が良くなるのです。

思考が頭の中でとっ散らかっている状態だと、思考が『次のステップ』へ進むことができません。

もし、その状態で無理やり詰め込もうとすると、処理スピードが遅くなるかフリーズするのがオチです。

一旦紙にダンプすることによって、新しいインプットを受け入れることができ、そして思考を前に進めることができるのです。

目的や言いたいことが明確になる

ブレインダンプをすると、今現在頭の中にある情報が可視化されるので、情報を整理することができますよね。
よって、その断片の数々から重要な部分は何か、コアメッセージはどれなのかを客観的に明確に判断できるようになります。

目的がわからなくなったり、言いたいことがまとまらないというのは、いろいろな思考の間を彷徨っている状態のようなものです。

これを一度にダンプすることによって、思考の全体図が見えてきて重要な部分や目的となるものがハッキリするのです。

新しいアイデアや閃きが生まれる

シュルレアリスム派の画家サルバドール・ダリは、スプーンを持って膝掛け椅子に座って瞑想し、眠りに入ったときに落下するスプーンの音で目覚めた時に浮かんだインスピレーションを元に、作品を制作していたと言われています。

つまり、潜在意識の中には、意識下では気がついていないアイデアやインスピレーションが溢れているということです。

ダリはこれを浅い眠りで引き出すという方法をとっていましたが、ブレインダンプもこの『未知のアイデア』を引き出しやすくなります。

分かりやすく言うと、ブレインダンプは脳に負荷をかけて筋トレさせるようなものなので、『出さねば!』と普段使ってない(サボっている)部分が動くからです。

この時にいわゆる『潜在意識』だけが知っているアイデアや思考がポロッと出てくることになるということです。

ブレインダンプのテーマ例

ブレインダンプは何をテーマにやってもOKです。
あなたが、アイデア出しや情報整理したいと思ったテーマならどんどんブレインダンプしてみてください。

例えば、王道のテーマであればこのようなことですね。

  • やりたいこと
  • やらなくてはならないこと
  • 手に入れたいもの
  • 自分の理想の未来について

これらについて今現在自分が考えていることをダンプしてみると、自分の欲求や今すべきことがハッキリ見えてくるでしょう。
ちなみに、これをやる人とやらない人では年収に18倍の差がつくと言われています。

私は、この他にもさまざまなテーマで思考の整理やアイデア出しをしています。
例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

例1)執筆する記事の内容をテーマにする

ブログ記事やメルマガなどを執筆する際、情報をリサーチしてから、すぐブレインダンプをします。

情報をインプットしたあと、すぐにブレインダンプをすることによって、新しい情報に触れた時に自分の頭に出てきた一瞬の『フィーリング』をキャッチするためです。

新しい情報に触れると、さまざまなフィーリングが湧き上がりますよね。
『へぇ!なるほどね!』『いや、違うでしょ』『え?これはどういうことなんだろう・・』

自分の頭に生じたそのノイズこそが、アウトプットの良い素材となっていくからです。

また、ブレインダンプをして得た情報や自分から出てきた考えを洗いざらい全部書き出すことによって、伝えるべきポイントが明確になり記事のプロットを立てやすくなります。

結果的に記事作成の時短にもなりますね。

例2)メインキーワードをテーマにする

特に、キーワード選定の『ずらしテクニック』に有効です。

『ずらしテクニック』とは、大衆の『次の関心』を捉えて関連キーワードを選定するテクニックですよね。

REF:トレンドアフィリエイトのずらしテクニック使ったキーワード選定でニーズを連想する

ここで選定するべきキーワードは、ある情報に触れたユーザーがその時に浮かんだ疑問や関心になるものを選定しなければなりません。
いわゆる『連想キーワード』ですね。

つまり、この『連想キーワード』をブレインダンプで洗い出すということです。
自分でその1次情報に触れて頭に浮かんだことを、思いつく限り次々とダンプしていきます。

これは、検索ユーザーが情報を見て頭に浮かんだ『関心』を、自分でトレースするということです。

こうすることで、ずらしテクニック、つまり連想キーワードの選定力を高めていけるのです。