ビジネスや何かに取り組む上で、必ず設定している『目標』。
目標をたてて物事に取り組むことは、自分の『なりたい姿』や願望に近づくため『行動』を強力に促す非常に有効な手段です。

しかし、この目標設定のやり方が間違っていたとしたら、目標を立てたのにもかかわらずやる気が起きなかったり行動ができなかったりすることもあるようです。

当記事では、モチベーション低下を防ぐ目標設定メソッド『SMARTの法則』について解説します。

 

間違った目標設定はモチベーションの低下を招く

ビジネスに取り組んでいる人は必ず何かしらの『目標』を持って日々の作業に取り組んでいることと思います。

しかし、『目標』をたてているのにモチベーションが上がらなかったり、その結果立てた目標をこなすことができなかったりして、それを繰り返していくうちに、『あ〜自分はなんてダメなんだ・・』と自己嫌悪に陥ってしまうこと、あなたはこれまでにありませんでしたか?

そういった体験をした人は少なくないと思いますし、実際私も目標倒れになってしまったことが度々ありました。

どうしてこういったことが起こるのか。

目標を達成する意欲が足りなかったから?
それも全くないとは言えませんが、そうではありません。

理由は『間違った目標設定』をしていたからです。

目標を立てたのにモチベーションが上がらず行動ができなかったというケースでは、そもそもその目標自体が最初からモチベーションを下げるような要因があった可能性があります。

例えば、自分の持てる力を120%使ってもどう考えても達成できない目標だった場合。
『やってもどうせできないんだからやるだけムダ・・』と思いませんか?

また、『稼ぐために頑張る!』というような曖昧な目標だったとしたら、そのために何をどう行動するのか具体的なアクションが思い浮かばないですよね。

このような、行動促進に繋がらないような目標を立ててしまうと、『達成できない』という経験ばかりを積み上げてしまい、モチベーションが低下してしまいます。

そして、最悪『自分は何やってもダメだ・・』と、ダメな子イメージを自分で自分に植え付けてしまうことになり、ビジネスで成果を出すのに必要な行動力の喪失に繋がるということにもなりかねません。

従って、目標設定は行動を促すという目的のとおり正しく設定する必要があるのです。

目標は『SMARTの法則』に則って設定すべし

そこで、目標を正しく適切に設定する手法に『SMARTの法則』というものがあります。

これは、

Specific(具体的)
Measurable(計測可能)
Achievable(達成可能)
Result-oriented(結果志向)
Time-bound(期限)

という指標に基いて目標を設定するというもの。

それぞれ具体的にご説明しますね。

Specific(具体的)

まず、目標は客観的に誰が見ても分かるような具体性を持って設定する必要があります。

例えば、ダイエットで目標を設定する場合。

 

woman

痩せるわよ!

痩せたいという願望を持ってこの目標を掲げたのは分かりますが、これでは抽象的すぎて、その目標を達成するための具体的な行動に落としこむことができませんよね。

そのため、行動が具体的にイメージできるように、目標には『分かりやすさ』が必要です。

ダイエットだと、健康維持のために痩せたいのか、体型維持のために痩せたいのか、目的が異なることでやるべきことも異なってきますし、全体的に減量したいのか、ウエストや太ももなど部分的に引き締めたいのかでそれを達成する手段も変わってきますよね。

『痩せるぞ!』をSpecificに表現するとこうなります。

体重3kg減
毎日有酸素運動を30分
腹筋1セット30回を1日3セットやる

Measurable(計測可能)

次にその目標が測定できるものかどうかを確認します。
測定ができなければ、どの状態を持ってしてゴールとするのかが分からないので目標には成り得ないですよね。

前述のダイエットの例では、

体重3kg
毎日有酸素運動を30分
腹筋1セット30回を1日3セットやる

赤字の部分が『計測可能』な部分です。

数値化することで計測可能なものになります。

数値化するのが難しい場合でも、達成すべき状態が明確に証拠として残るものであれば『計測可能』とします。
例)Sサイズのジーンズが履けるようになる

Achievable(達成可能)

目標は『達成可能な』ものでなくてはなりません。

それが頑張れば達成可能な現実的なものでないと、『やってもどうせできない』とモチベーションが上がらず行動できなくなってしまいます。

ダイエットの例でいうと、いきなり

woman

10日間で10kg減!

などどいうめちゃくちゃな目標を立てたところで、そもそもやる前からそれがかなり非現実的であり得ないことが分かっているわけですよね。

逆に、

woman

腹筋1日3回w

という簡単すぎる目標だと、今度は到達レベルが低すぎて達成意欲の低下に繋がりますし、そもそもそれを達成したところで得られる効果が少ないのであまりモチベーションは上がりません。

そうではなくて、少なくともあなたの実力や持てるリソースなど加味した上で、それがやれば『達成可能』であり、かつ、達成後十分な満足感や効果が得られるような現実的な目標を立てるべきでしょう。

Result-oriented(結果志向)

結果志向とは、『成果に基いている』という意味です。
つまり、あなたの立てた目標は必ず達成したい成果についての目標でなければなりません。

体重3kg減
毎日有酸素運動を30分
腹筋1セット30回を1日3セットやる

これらから得られる成果は『痩せる』という結果ですよね。
つまり、これらの目標は痩せるために設定されるものであるべきなのです。

ここの関係を明確にしておかないと、目標が『手段の目的化』になってしまう恐れがあります。

Time-bound(期限)

最後に、この目標の期限が明確なものでなければならないということです。

1ヶ月で体重3kg減
20日間毎日有酸素運動を30分
○月○日まで腹筋1セット30回を1日3セットやる

このように、具体的な期限を設けて目標を設定するのがポイントです。

デッドラインの所在が曖昧だと、そもそも行動スケジュールが立てられないですし、『パーキンソンの法則』が働いてしまいその目標が永遠に達成できないものになってしまう可能性があります。

『近日中に』とか『夏が終わるまでに』という曖昧な表現ではなく、必ずデッドラインのポイントが分かるような具体的な期限を設定しましょう。