ネットビジネスを実践する上で大切なことは、短い時間の中で密度の濃い作業をこなすことができるかということにかかってきます。

特に、副業で少ない時間を捻出して実践している方にとっては、作業に充てた時間をいかに効率よく集中して行えるかということが、最大のポイントになってくるでしょう。

人間の集中力は、環境に左右されることも多く、そう都合よくいつでも集中できるベストな状態になってくれるとも限りません。
せっかく捻出した貴重な時間なのに、集中力が散漫してしまってなかなか作業が進まない・・と悩まれる場面も多いのではないでしょうか。

そんな時は、強制的に脳を「集中」の状態に引き上げるバイノーラルビートを使用してみることをおすすめします。
聴くだけで集中力アップに劇的な効果があるというバイノーラルビートの正体、その使い方や注意点についてここでは解説していきます。

 

 

バイノーラルビートとは

バイノーラルビートとは、左右の耳で異なる周波数の音を聴かせることで、聴覚的に生じる音の「うなり」のことです。
といっても、あまりピンとこないかもしれませんね。

では、一つ例を挙げてみましょう。

右耳には400Hz、左耳には410Hzの音を聴かせると、その差10Hzのバイノーラルビート(うなり音)が聴こえるという例

まずは、こちらの音を聞いてみてください。

1. 400Hzの音(サイン波)を左耳で聴く

 

2. 410Hzの音(サイン波)を右耳で聴く

 

3. 400Hzの音を左耳で聴き、410Hzの音を右耳で聴く

 

* ヘッドホンを利用するとより分かりやすくなります。
* パソコン環境によっては、左右から同時に音が出力される場合があります。

いかがでしょうか。
3の音は「うなり」として聞こえますね。
これが、10Hzのうなり音、つまり10Hzのバイノーラルビートです。

右耳に400Hz、左耳に410Hzの音を聴かせると、脳はその差10Hzの「うなり音」として認識します。
この10Hzのうなり音は実際に出ている音ではなく、脳内で生じているもの。

通常、人間の可聴領域は20Hz~20kHzといわれており、可聴領域外である10Hzの音は普通に聴くことは不可能です。
しかし、差音が脳内で擬似的に合成された結果、私たちの耳には「うなり」として聴こえてくるというわけなのですね。
言い換えると、物理的に音波が発生しているのではないが聴こえている音、ということになります。

さて、このバイノーラルビート、脳の活動に作用し、認識レベルを操作することが可能ということですが、それは一体どういったメカニズムなのでしょうか。

 

バイノーラルビートの作用とは?何故集中力アップの効果があるのか

バイノーラルビートの作用をご説明する前に、人間の脳波について触れてみましょう。

脳波には4つの種類があり、それぞれの脳波の状態の時、精神活動や感覚刺激、意識水準が変化するとされています。

それぞれの脳波の種類と特徴は次のとおり。


■ β波(ベータ波) 14~33Hz

緊張度: 高い。
集中度: 分散傾向。ただし注意力は高い。単純作業や慣れた仕事向け。
脳の活動状態: 覚醒状態。左脳が活発。
気分やシーン: イライラ、心配事、複雑な計算をしている時


■ α波(アルファ波) 8~13Hz

緊張度: 低い。リラックスしているが知覚は鋭敏。
集中度: 集中度は最も高い。頭が冴えた状態。
脳の活動状態: 右脳が活性化しており、創造性が高まっている
気分やシーン: 安定、何かに没頭している、アイデアやひらめきが出る


■ θ波(シータ波) 4~7Hz

緊張度: 低い。リラックス状態。
集中度: 集中しているとしていない時がある
脳の活動状態: 無意識レベルで右脳が優位
気分やシーン: まどろみ、浅い睡眠


■ δ波(デルタ波) 1~3Hz

緊張度: 低い。リラックス状態。
集中度: なし
脳の活動状態: 無意識レベルで右脳が優位
気分やシーン: 潜在意識が働いていない状態、深い眠り


このことから、脳波がリラックス状態=α波の状態になると、最も高い集中力が発揮される、ということになります。

ここで本題ですが、バイノーラルビートのうなり音は、その周波数の脳波の状態に誘導する作用があります。
つまり、バイノーラルビートが10Hzの場合、脳内で10Hzのうなりが発生し、それと同じ周波数の脳波の状態=α波の状態に誘導される(周波数同調現象)という仕組みになります。

バイノーラルビートは脳内で作り出される「うなり」なので、なんとなくイメージはしやすいでしょう。
集中力の高い状態を作るためには、α波の周波数帯域の8~13Hzのうなりが発生するバイノーラルビートを使用するのが良い、ということですね。

<追記>
α波はさらに「α1波」「α2波」「α3波」に分類される。
この内「α2波」の9~11Hzが最も集中力が高い状態になる。

 

バイノーラルビートの使い方

バイノーラルビートの使い方のポイントは以下の2つ。

  1. ヘッドホンを使う
  2. なるべく小さな音で聴く

バイノーラルビートは、左右の耳で異なる周波数の音による擬似的なうなりを聴き、脳波を集中力の高い状態にするという性質のものであるため、ヘッドホンを使用した状態の方が、より効果的のようです。

また、意識的に聴くのではなく、無意識下で聴いていた方が好ましく、大きな音はうなりの差音の音量も大きくなるため脳が疲れてしまうので、聴こえるか聴こえないかぐらいの小さな音量で聴いているという状態を作りましょう。

ちなみに、バイノーラルビートの効果が現れるのは使い始めてから3日~3週間のインターバルがあります。
これは、脳がバイノーラルビートに慣れるまで時間がかかるため。
この「慣らし」の期間には個人差があります。

 

バイノーラルビートの安全性と利用する時の注意点

バイノーラルビートが脳波を誘導する作用あるものということで、安全性についてはどうなのでしょうか。

このバイノーラルビートという技術自体は、1960年代にアメリカで発見され、50年以上の間ずっと議論と研究が行われてきました。
その間、新しい商品も生み出されており、医療機関では脳梗塞などの治療にも積極的に使われています。

ですので、バイノーラルビート自体は安全なものであると断言しても間違いはないでしょう。

しかし、これは「正しい使い方をする」というのが前提にありますので、誤った使い方にならないよう注意が必要です。

使用上の注意点をまとめると、以下のようになります。

  1. 【厳守】長時間の使用は絶対にしない
  2. ネガティブな状態の時には使用を控える
  3. 脳バテを防ぐため小さな音で聴く

特に、長時間聴きっぱなしで作業したり、聴いたまま寝てしまうというったことは避けるようにしましょう。

 

作業や勉強時にバイノーラルビートが聴けるおすすめアプリ

Relax Melodies

バイノーラルビートの他にも、波の音や雨の音、小鳥のさえずりなどの環境音40種類を収録してあり、それぞれの音量を個別に調整しミックスすることが可能。
好みの環境音とバイノーラルビートを組み合わせて、オリジナルのバイノーラルビートを作ることができる。
作業時の他にも、リラックスタイムや就寝時などにも。

対応OSは以下のとおり。いずれも無料。

Mac版: Relax Melodies
iPhone版: Relax Melodies
iPad版: Relax Melodies HD
Android版: Relax Melodies
Windows Phone版: Relax Melodies

 

GeniLax

操作性がよく使いやすいアプリ。

音の種類は、「アルファ・シータ」「オカリナ」「リコーダー」「フルート」「クラリネット」「ホルン」「オーボエ」の7種類から選べる。

さらに、バイノーラルビートのモードを「Genius」「Level 1」「Level2」「Level3」「Level 4」「Relax」の6種類から選ぶことができ、状態によって選択可能。
ただし、Genius~Relaxにこだわらず、最も心地よいという位置を選ぶのがいいとのこと

 

Brain Wave

インターフェースは多少分かりにくいが良質なバイノーラルビートを提供してくれるアプリ。

バイノーラルビートは、様々なモードを選べる他、バックグラウンド環境音の種類も豊富なライブラリから選べる。
また、iTunesのプレイリストとも同期しており、自分の好きな音楽を聴きながら、バイノーラルビートもミックスできるという、嬉しい機能が付いている。

タイマーが付いているので、バイノーラルビートを誤って長時間使用してしまうのを防いでくれるので安心。