ビジネスにおける『行動』をあらわす言葉でよく『インプット』と『アウトプット』という表現がありますが、成果を出すためには、この2つの行動のバランスについて意識していく必要があります。
当記事では、これらをどのように考えていけばいいのかを解説していきます。
INDEX
インプットとアウトプット
『アウトプットする』とは?
アウトプットとは『出力』、つまり自分自身の中にあるものを外に出すこと。
言い換えると『表現する』ということです。
- ブログ記事を書く
- 動画を作成する
- メルマガを書く
- セミナーで教える
- 人に話す
これらの行動は、成果(=アウトカム)に直接結びつくものになる行動となります。
つまり、言い換えるとアウトプットなくしてはビジネスの成果はありません。
通常、ビジネスに取り組むというのは上記のような『アウトプット』の行動をしている時のことを指します。
『インプットする』とは?
インプットとは『入力』、つまり自分自身に必要な情報を能動的に取り入れるということです。
例えば、こういう行動のことですね。
- インターネットで調べる
- 本を読む
- ノウハウを読む
- 動画講義で勉強する
- セミナーを受講する
- 人に聞く
- 経験してみる
これらの行動によって、あなたは情報を知識として自分に取り込みストックします。
つまり、インプットとは『行動を通して得た情報や経験』をアウトプットの素材として準備することです。
インプットの質と量が多いと、アウトプットの際の判断材料も多くなり必然と質も高まります。
インプットとアウトプットを繰り返して段階的にスキルを高める
ビジネスを循環させていくためには、インプットとアウトプットを繰り返して段階的にスキルを高めていく必要があります。
よく、『とりあえず全部の知識を勉強してアウトプットするのはその後考えがまとまってからで・・』と考えている人もいますが、最初に全部の知識をインプットする必要はありません。
だいたい『全部』ってどこまでが全部なんでしょう。
キリがないですし、やってみなければ分からないことだって世の中にはたくさんあるのです。
そうではなくて、自分のスキルの器の大きさでインプット量を考えていけばいいです。
だいたい自分の器以上の知識を溜め込もうとすると、『もう無理!』と頭がいっぱいいっぱいになったりします。(あなたも経験があるかもしれませんね。)
全部は分からなくてもある程度腑に落ちたらアウトプットする。
そうすることで、スキルの器が大きくなっていきます。
スキルの器が大きくなれば、前以上のインプットをすることができますよね。
前以上のインプットをすることができれば、さらに大きなアウトプットができるようになります。
そうやって、インプットとアウトプットを繰り返して、段階的にスキルの幅を広げていけばいいのです。
ここで、考えていただきたいのが、インプットしたものをどうアウトプットするのかということ。
例えば、AくんとBくんがいて、それぞれ同じ量の『X』というものと『Y』というものをインプットしたとします。
Aくんのアウトプット:
『X』と『Y』をそのまま吐き出す → X+Y(加算式アウトプット)
Bくんのアウトプット:
『X』と『Y』を掛け合わせて『Z』にして吐き出す → X×Y(乗算式アウトプット)
この2人のアウトプットで自己変容が大きいのはBくんです。
インプットしたものをそのままアウトプットしただけでは、スキルの器の大きさは実はそんなに大きく変わりません。
インプットしたものに、あなたの『思考』『感覚』『イメージ』といったツールを介して、個々のインプットを掛け合わせる。
足し算的なアウトプットではなく、掛け算でアウトプットした時の方が、大きな自己変容ができるということです。
インプットとアウトプットの理想的なバランス比
インプットとアウトプットは互いに支えあう関係でなければなりませんが、ビジネスにおいては、成果を出す(=アウトカム)ことに直結するアウトプットに比重をおくべきです。
なぜなら、アウトプットをしない限りは一円たりともあなたの収入が増えていくことはありませんので。
そのことを踏まえて、理想的なバランス比について考えてみましょう。
『インプット多/アウトプット少』に偏ると
まず、比重が『インプット』に偏った場合を考えてみます。
つまり、ネットで調べたり教材を読んだりセミナーに足を運んだりを多くやってはいるけど、何もアウトプットしていないそんな状態のことです。
成長のない小さな器に溢れんばかりの知識を貯めこんでいるため、知識がいずれ腐ります。
腐ったので、また新しい知識を小さな器に溜め込みます。
そうやって、あちらこちらで新しい知識ばかりを追い求め、自己成長がないので知識に振り回されている状態です。
そうです。いわゆるノウハウコレクターですね。
もちろん、アウトプットがないのでお金は1銭たりとも稼げません。
『インプット少/アウトプット多』に偏ると
次に、比重が『アウトプット』に偏った場合を考えてみます。
アウトプットしているのですから、何かしらの成果は出ているかもしれません。
しかし空っぽの器から霞のようなものを引き出して無理やりアウトプットしているため、やはり自己成長が足りず、大きな器に変容することができません。
なので、ある程度の成果はあっても、それ以上の伸びが難しくなったり望むような結果が出ないという場合もあります。
ビジネスにおけるインプット:アウトプットの理想的なバランス比とは
ビジネスにおける理想的なバランス比は次のとおりです。
このように『インプット』が少なめで、『アウトプット』に比重をおくのが最も良いでしょう。
ただし、このバランス比は今実践しているビジネスによってフレキシブルに変えていく必要もあります。
トレンドアフィリエイトの実践者であれば、とにかく再優先すべきは『記事の更新』です。
いつまでも教材を眺めていても、インターネットで情報を探しても、アクセスを稼ぐのに必要な『キーワード選定』や『タイトル付け』のスキルが身につかず、稼げるようにもなりません。
また、記事を更新することは、これらのテクニックのブラッシュアップをしていることにもなります。
ということは、そのブラッシュアップした体験やその体験から得られた検証結果を『インプット』をしていることと同義なのです。
つまり、アウトプットという行為の中にも『インプット』の要素は入っているということです。
トレンドアフィリエイトで実績構築の場合は、インプットというのは教材を眺めることではなく、記事の更新をすること(=アウトプット)することだと心得ておいてください。
成果と関係のない効率の悪いインプットをするのでなく、成果を出すために最も効果的なインプットをすることが大切です。
トレンドアフィリエイトの場合は、その最も効果的なインプットが記事の更新(=アウトプット)ですので。