当記事では『PING送信』について仕組みと、PING送信を管理するプラグイン『WordPress Ping Optimizer』プラグインの設定方法、それを使う必要性についても解説します。
PING送信を行うとインデックス化促進の効果があり、ブログ集客にメリットが大きいですが、おそらく『PING送信』といわれても、その意味やなぜそれが必要なのかというところの理解が初心者の方には難解だと思いますので、こちらではそのあたりについても詳しくご説明していきます。
とはいっても『インデックス化』の理解ができていればそう難しい話でもありませんので、気後れする必要はありません^^
もし、クローラーやインデックスって?と思われましたらまずこちらの記事を参考してみてくださいね。
REF:クローラー&インデックスとは?検索エンジンの仕組みを分かりやすく図解で解説
PING送信とは
『PING送信(ピング送信)』とは、あなたが新しく記事を投稿した際、PINGサーバーへ自動的に更新情報を伝えることです。
PINGサーバーとは、インターネット上のサイトの更新情報を集めることができるサーバーのことで、ブログなどの更新情報を収集して情報を一覧で表示するなどの機能を持っています。
その更新情報を集めるPINGサーバーに『PING(ピング)』といういわゆる信号のようなものを送ることで、あなたの更新した記事の『title(記事のタイトル)』『discription(記事の説明文)』『記事のURL』などの更新情報(サマリー)を伝えてくれるということですね。
図解するとこのようになります。
記事が更新されたと同時にPINGのサーバーに情報が送られると、ブログの更新記事のリンクが掲載されます。
すると、クローラーがその記事の更新情報を発見しやすくなるので、検索エンジンによるインデックス化も促進されるということになります。
つまり、更新記事の情報がPINGサーバー経由でクローラーに取得されインデックス化されやすくなる、という仕組みですね。
インデックス化されることによって検索エンジンからアクセス流入が見込めるのはもちろんのこと、PINGサーバーにリンクが掲載され記事の露出されることでそこからのアクセスも見込めるということになりますね。
このように、インデックス化促進やアクセスアップの点からもPING送信を行うべきなのですが、使用上の注意点がいくつかあります。
PING送信時の注意点と『WordPress Ping Optimizer』で行うべき理由
PING送信には注意するべきことがあります。
それは下記の3点。
- 短時間に連続して何度も送信しない
- 一括送信の際の送信先の重複
- PING送信先リストを多く設定しすぎない
短時間に同じ情報を何度も送ったり一括送信で送信先に重複があったりすると、PING元つまりあなたのサイトがスパムだと思われてブロックされてしまうことがあります。
また、PING送信先をたくさん設定しすぎるとPINGサーバーに負荷をかけることになり、これも最悪スパムだと判定させてしまうことになりかねません。
要は必要な時にだけPINGを送るべきであって、むやみやたらと不要なPINGを送信していけはいけないということですね。
では、どうやってPING送信の管理をしていけばいいのか。
実はWordpressにはPING送信する機能がついています。
ダッシュボードメニューの『設定>投稿設定』の『更新情報サービス』にPING送信リストを記入する欄があります。
たしかにこのPING送信機能は便利なのですが、ちょっとした不便があるのです。
この『更新情報サービス』は、公開後の記事を修正し更新した時や『下書き保存』をしたときまで、ご丁寧にPINGを送信してくれるのです・・。
これでは、ちょっとした修正でも頻繁にPING送信することになり、回数が積み重なると下手をするとスパム認定されてしまった・・なんてことにもなりかねません。
そこでPING送信の管理には、PING送信を適切に行ってくれるプラグイン『WordPress Ping Optimizer』を利用するのがよいでしょう。
このプラグインを使うと次のようなことができるようになります。
- 記事を公開した時の一度のみPINGを送信
- 送信後一定時間PINGを送信しない
- PING送信が正常に行われたかエラーになったかの確認
このプラグインを最初に設定しておくと、あとは自動で適切なPING送信や管理を行ってくれるという点も非常に素晴らしいですね。
WordPress Ping Optimizerの設定と一括送信先一覧
それでは早速『WordPress Ping Optimizer』をインストールしていきます。
ダッシュボードメニューの『プラグイン>新規追加』から『WordPress Ping Optimizer』を検索し、インストールと有効化を行っていきましょう。
有効化が完了したら、ダッシュボードメニューの『設定』から『WordPress Ping Optimizer』を選択します。
『WordPress Ping Optimizer』の設定画面は下図のようになっていますので、画面中央にある空白の欄にPING送信先の一覧を入力。
『Enable pinging』は、チェックを入れることでPING送信を有効化します。
ここにチェックが入っていないと、PING送信がおこなわれませんのでここはかならずチェックを入っているのを確認してください。
PING送信先のリスト一覧は、今現在有効な送信先を設定してください。
ここは、頻繁に変わりますので定期的に見直す必要があります。
ちなみに、2017年現在の最新のPING送信先はこちらになっています。
よかったらこのままコピーして貼り付けてくださいね。
また、『Limit excessive pinging in short time』にチェックを入れると、何分以内に何回までという形で詳細な送信制限をかけることができます。
最後に、『Save Setting』をクリックして設定は完了です。
まとめ
今回は、PING送信をする必要性とその適切な送信を行ってくれる『WordPress Ping Optimizer』プラグインの導入・設定方法について解説しました。
WordPress Ping Optimizerは必須度が高いプラグインになりますので、ぜひサイト立ち上げ時に導入を済ませておきましょう!